パリ五輪水球男子代表の稲場悠介選手(富山市出身)に期待
パリオリンピックへ出場する水球男子日本代表のエースで、富山市出身の稲場悠介選手は活躍が期待されます。先週、あの歌手が監督を務めるチームとの壮行試合に出場し、順調な仕上がり具合を見せました。
「10番・稲場悠介」水球男子日本代表で富山市出身の稲場悠介選手は、6月14日に行われたパリオリンピックの壮行試合に出場。
対戦相手の元日本代表チームを率いたのは、元水球選手で歌手の吉川晃司さんです。
東京に続き2度目のオリンピック出場となる稲場選手。前回は最年少での出場でしたが、今回は自他ともに認める日本のエースとしての活躍が期待されています。
この日の壮行試合でも、ワンタッチの技ありシュートに、力強い豪快なシュートなど多彩な攻撃パターンを披露。
これには相手の吉川監督も「やっぱりパリ代表は強かったですね、ちょっと見たことないようなシュートがいくつか、悔しがりながらも感動もした」
稲場選手は両チーム最多の7得点と、日本のエースとしての存在感を示しました。
稲場選手「どこからでもシュートを狙えるのが僕の武器なので、目を離さず見てもらえたらなと思う」
吉川晃司さん「うまく運べば(パリオリンピックで)決勝トーナメントに残れるし、メダルも夢じゃないような実力も持ってますから、余計な緊張せずに試合を楽しんで全力で臨んでくれればいい」
そして16日夜には、富山市内で壮行会が行われ、水球関係者がエールを送りました。
富山のジュニア選手にとっては、日本のエースである稲場選手は憧れの存在です。
ジュニア選手たち「点をいっぱい決めてほしい」「得点王をとってほしい」
中には手に直接サインを書いてもらう子どもも。「きょう一日は洗わないでおきます」
稲場選手が出場する日本代表は、7月28日の初戦で東京オリンピック王者のセルビアと対戦します。
稲場選手「前回大会で成し遂げられなかったベスト8を目標に、予選リーグを勝ち抜いて、個人的な目標としては得点王やベスト7を目指したい」
後輩からのエール「フレフレ稲場!フレフレ稲場!稲場悠介選手、頑張ってください」
稲場選手「がんばります。ありがとうございます」
稲場選手は東京オリンピックでは5試合に出場して14得点、37年ぶりの勝利に貢献しましたが、日本は予選リーグ敗退でした。
パリではエースとして、強豪相手に予選リーグ突破を目指しています。