「いつかは町の名物に」440人が参加!風光明媚な海峡の町、上関を駆け抜ける…地元手作りのマラソン大会
上関町の景色や食を味わうことができるハーフマラソンの大会が、このほどひらかれました。地元の人たちが立ち上げたこの大会…町を走ることで感じてほしかったこととは…取材しました。
10月21日、土曜日の道の駅上関海峡…県の内外から多くのランナーが集まっていました。その数およそ440人。
(周南市から)
「海沿いのコースを景色を楽しみながら走りたいと思います」
(広島県から)
「上関海峡と町の皆さんと、この景観と共にたのしめたら」
このマラソン大会の発案者は上関町に住む、八木明広さんです。もともとマラソンを走ることが好きだった八木さんが海沿いの景色を見ながら走ることで上関の魅力を知ってもらおうとマラソン大会を考案。
マラソン仲間で実行委員会をつくりおよそ1年の準備期間ののち、開催にこぎつけました。
(マラソン大会を発案した八木明広さん)
「ナチュラルに絶対楽しんでもらえると思うので走っていただけたら魅力が伝わると思います」
マラソン大会は海沿いなどを走るハーフマラソンが2コース、子ども達も楽しめる3キロのコース、そして10キロのウォーキングコースがあり、どれも上関の絶景を楽しむ事が出来ます。
マラソン大会の舞台となったのは古くから海上交通の要所として栄えた上関…。町全体が海に囲まれていて、穏やかな瀬戸内の海を眺めることができます。また、天然の海産物に加えクルマエビ養殖も盛んで、風光明媚な景色や海の幸を楽しむことが出来ます。
(八木明広さん)
「イメージも上関と言えば原発となってしまうので違うんだよと上関は綺麗なところ何だよと変えていけたらオール上関、皆で協力して今回に至りました」
参加者は自分の記録に挑んだり、景色を撮影したり…思い思いの方法で楽しみます。そして、大会のポイントは準備から運営まで町民などによる手作りの大会であること。
会場の設営をするのも地元の人たちです。
肝心のコースですが…海を望んだかと思えば…坂道を上ったり…参加者からは「こんなにキツいコースなかなかない!」という声も。
町内の人たちもランナーに声援を送ります。
ゴールは上関小・中学校、上関での21キロを終え、ランナー達が次々と帰ってきます。
(ゴールした人は)
「景色がきれいというのが1番なんですけども沿道の応援の皆さんもあたたかみと言うのもすごく感じられていい町だなと再認識できた」
(地元の子どもたち)
「知ってる人も知らない人もいたけど頑張れ-!って声をかけてくれたから嬉しかったです」
へとへとのランナー達を癒やすのは上関で獲れた海の幸!上関を味わいつくせるバーベキュー(別料金)です。
(広島県から)
「最高です!上関の味がします!」「貝が最高ですね」
(山口市から)
「鳩子天がずっと道の駅でも食べて見合いねって話をしていたので実際食べてみておいしい」
上関の景色、食、そして人の温かさ。マラソン大会を通して上関の良さを改めて多くの人が感じられる1日となりました。
(マラソン大会を発案した八木明広さん)
「無事に終わって一安心してます」「準備が大変だったので第1回で終わりかなと心が折れそうなときもあったんですよ ただ、きょう走るランナーの笑顔 よかったよ、と言っていただくことでやっぱり次もやりたいなという気持ちになりました」
実行委員会では来年以降も大会を続け、いつかは上関の名物になって欲しいとはなしていました。