【高校サッカー】37大会ぶりに出場の東北学院 親子でつかんだ夢舞台
37大会ぶり5回目の全国大会出場を決めた東北学院。
橋本俊一監督
「ありがとうございまーす!」
優勝後のインタビューで、喜びを爆発させた橋本俊一監督。
東北学院OBの橋本監督は選手時代の1990年、県内屈指のGKとして自身初の選手権地区大会決勝へ進むも敗戦。
その後は母校の監督として決勝にチームを導くこと実に9回。しかし、あと一歩で全国大会を逃し続けてきた。
今回、監督にとって通算11度目の挑戦でやっと掴んだ選手権への切符。悲願を叶えた東北学院イレブンの中にも特別な思いを持つ選手がいた。
実況
「橋本脩礼、監督の息子、親子鷹で目指す全国の舞台!」
橋本監督の息子で父と同じGKを務める脩礼選手。
橋本脩礼選手
「幼少期から試合を観ていて…僕の代で全国行こうと思ってました」
ピッチでは選手と監督。
それでも、自宅では息子と父親。
母 みさきさん
「2人ともおしゃべりではない。親がやっているスポーツをやっていると
どうしても厳しくなる。サッカーについては言わないようにしていた」
父 監督
「サッカーが嫌いにならないようにした」
ディレクター
「脩礼君としては何か言ってほしい?」
脩礼選手
「現状維持で」
橋本家の悲願だった。全国大会への出場。
脩礼選手
「家族の夢でもある選手権(地区大会)優勝できたのは、大きなこと成し遂げたんだなと思う」
橋本監督
「息子と一緒に行くのがひとつの目標でもあった。同じポジションで僕も達成できなかったことを達成してくれた。うれしい」
悔しい歴史を親子の力で乗り越えた今大会。
ともに過ごした3年間の集大成を迎える。
橋本監督
「ここまで苦しかった分、全国大会は楽しみたい」
脩礼選手
「父と全国行けること滅多にない。暴れたい」
第103回全国高校サッカー選手権大会は明日開幕。東北学院の初戦は明後日29日。試合の模様はミヤギテレビで生中継!