【高総体へ挑む】攻守のバランスと抜群のチームワークで全国の舞台も狙う 長崎東男子バスケ部《長崎》
19年ぶりに県春季大会を制した長崎東高校男子バスケットボール部。
次なる目標は22年ぶりとなる全国の舞台、北部九州で開催されるインターハイ出場です。
約90メートルの急こう配の坂道を、全力で駆け上がっていきます。
長崎東高校男子バスケットボール部伝統の「坂道ダッシュ」です。12往復を週に2回行い、トータル40分間の試合を走り切る体力を身につけます。
(岩永 昊大主将)
「きつい時に相手より一歩でも先に走れるというのは、このメニューが生きているかな。これが多分、(練習で)一番きつい」
長崎東はこれまで、インターハイに18回出場している強豪校。しかし、2002年以降は全国の舞台から遠ざかっています。
今年は1月に行われた県新人戦で3位に入り、勢いに乗ると、先月の春季大会では19年ぶりの頂点に立ちました。
長崎東を率いて16年目となる内田 直志監督も、今年のチームに期待を寄せています。
(内田 直志監督)
「ピンチに立たされた時も、子どもたちが慌てなくて自分たちのバスケットを最後までやってくれるのが良い方向につながっている」
チームの持ち味は、全員で相手にプレッシャーを与える激しいディフェンス。
その堅守を支えているのが、キャプテンで身長181センチ、パワーフォワードの岩永 昊大選手 3年生です。
(岩永 昊大主将)
「リバウンドのミスとかがあって22点は取られすぎ。20点以下に抑えようぜ」
2年生だった去年は、国体選手に選ばれ全国の舞台へ。
その経験も大きかったと話し、高いレベルで攻守を優位に進めるため、”リバウンド”に重きを置いて練習に取り組んできたといいます。
(岩永 昊大主将)
「突出した個を持っている選手がいないので、ディフェンスもそうだがボックスアウト(相手より優位なポジションを取ること)で、相手にオフェンスリバウンドを取らせないのが一番大きい」
リバウンドからの攻撃で、積極的にスリーポイントを狙うのは、3年生のシューティングガード、横山 湧大選手。