多くの人に勇気と感動を 女子ボクシング・木下鈴花選手(鳥取県米子市出身) 世界最終予選3回戦で敗退 パリ五輪出場権獲得ならず 地元からは熱い声援
鳥取県米子市出身の女子ボクシング・木下鈴花選手。6月1日、タイ・バンコクで行われた世界最終予選の3回戦で敗れ、パリオリンピックの出場権を手にすることはできませんでした。
1日午後9時過ぎ、米子市出身の女子ボクシング・木下選手が、パリオリンピックの世界最終予選に臨む中、地元では木下選手へ熱い声援が送られていました。
タイ・バンコクで開催された女子ボクシング50キロ級の世界最終予選の3回戦、木下選手はあと2勝すれば悲願のパリオリンピック出場権を獲得できるところまできていましたが、ブルガリアの選手と対戦し判定の結果、1対4で敗れました。
木下選手が所属するボクシングジムには、仲間や関係者など20人が集まりインターネット中継を見ながらエールを送りました。
エールを送っていた子ども
「負けちゃったけど、頑張ったことに変わりはないから良かったと思いました。頑張ったね、お帰りって言ってあげたい」
「かっこ良かったです。(僕も)鈴花さんみたいに前に進んで相手と戦っていきたいです」
シュガーナックル米子店 岡本香織 店長
「ずっと小さい頃から見てきたので、絶対オリンピックに行けると本人も周りも信じてやってきたので、本人が一番悔しいと思いますけど、前向いて頑張ってもらいたいです」
4年前の東京オリンピックでは、同じジムに所属する入江聖奈選手が金メダルを獲得。木下選手もこれに続く活躍が期待されていましたが、残念な結果となりました。
シュガーナックル米子店 木山達也 トレーナー
「結果は残念だったんですけどまだ若い選手でもあって先はありますし、今回の悔しさを糧に変えていけたらと思います」
幼い頃からの夢だったオリンピック出場はかなわなかった木下鈴花選手ですが、最後までパリに向かって戦う姿は、多くの人に勇気と感動を与えてくれました。