「長く楽しんでもらえるスポーツの1つ」オーシャンビューの釜臥山スキー場で全中2年連続2冠記録持つ元日本代表が地元初指導 青森県むつ市
競技スキーを子どもたちに広める取り組みです。
むつ市出身でアルペンスキーの日本代表にもなった森信之さんが地元の小中学生に初めてスキーを指導しました。
青空に白い雪山が映えるむつ市の釜臥山スキー場です。
眼下に広がるのは芦崎湾。
先月開かれたスキー教室に講師の1人として参加したのが、むつ市出身のスキー指導者森信之さんです。
★スキー指導者 森信之さん
「うまいよ頭と手が離れすぎないように近づけて こうやってやるようにぐーっと近づけて」
小学生のときに競技を始めた森さんはスキー部に入るため、むつ市から弘前市の相馬中学校へ転校しました。
中学2年と3年で達成した回転と大回転の2年連続全国2冠はいまだに破られていない記録です。
1989年にはアルペンの日本代表として世界選手権にも出場しました。
現在は指導者として活躍していますが、生まれ故郷でのスキー教室は初めて。
2日間で100人が参加した子どもたちに上達のこつを教えました。
★スキー指導者 森信之さん
「(ゆるい斜面では)風の抵抗を少なくするので、ポジションとしては立って滑るのではなくて、クローチングと言って小さくこうなって 上半身や腰を上下に振ったりターンをしていく。そうすると風の抵抗がなくなって緩斜面を速く滑れる」
★参加した子ども
「腰を落とすことやストックを突くタイミングなどを詳しく教えてもらいました」
「教え方が分かりやすくて勉強になりました」
「とても楽しかったです」
「教わったことを練習で生かしてもっと頑張っていきたいと思います」
★スキー指導者 森信之さん
「できるだけ長く楽しんでもらえるスポーツの1つにスキーがあるというところを認識していただければなという思いで、きょうは一緒に滑らせてもらいました」
61歳の森さんは、生涯スポーツのスキーをできるだけ長く楽しんで欲しいと子どもたちに技術を伝えていました。