【らぶスポ!】メダリストの先輩に続け!バドミントン世界大会に挑む2人の女子高校生 青森県青森市
8月に行われたパリオリンピックバドミントンでは女子ダブルスに出場した青森山田高校出身の永原和可那選手と志田千陽選手が世界の舞台で躍動しました。
★青森放送 板橋 優磨アナウンサー
「偉大な先輩の背中を追い世界に挑戦するのがこの2人!横内選手と平本選手です」
19歳以下の日本代表として来月中国で行われる世界ジュニア選手権に出場するのは青森山田のエース平本梨々菜選手とキャプテン横内美音選手です。
3月に行われた全国大会で日本一に輝いた平本選手は身長172センチから振り下ろされるスマッシュが武器。
手首のスナップを効かせた強烈な一撃は不利な状況でも流れを一変させます。
横内選手は2年連続インターハイ全国でシングルス3位。
速く、強く、長く動き続けられるフットワークを武器にどんな球も拾い上げます。
青森山田高校で指導して19年目多くのオリンピック選手を育てた藤田監督は…
★青森山田女子バドミントン部 藤田真人 監督
「今回のオリンピックの代表になった永原であったり志田であったり彼女たちに負けないポテンシャルと気持ちの強さというのは持っていると思います」
前衛・横内選手のスピードと後衛・平本選手のスマッシュは相性抜群。
はじめてダブルスを組んで出場した昨年9月の「JOCジュニアオリンピックカップ」では日本一に輝きました。
青森山田高校で3年間同じクラスの2人が出会ったのは…「小学校4年生の時」
互いに選ばれた13歳以下の日本代表で意気投合。
山梨県出身の横内選手が当時から強さが際立っていた岐阜県出身の平本選手を青森山田中学校に誘いました。
★平本梨々菜選手
「(進路に)悩んでたんですけど横内が誘ってくれて自分も横内とだったら頑張れると思った」
高校3年生になってからは寮でも同室の2人。
Q 学校も一緒で寮も一緒でダブルスも一緒うっとうしいなって思う時は?
★平本梨々菜選手「ない」
★横内美音選手「あまりない」
Q 最近ちょっとイラッとしたことは?
★平本梨々菜選手「朝目覚ましなった時に…」
★横内美音選手「自分最近止めてないよね」
★平本梨々菜選手「(横内選手は)朝練行っているじゃんその時寝ているんだけどずっと鳴ってて止め方わかんない」
★横内美音選手「一回目で起きて(部屋を出るときに)オフにするのを忘れます…」
お互いの好きなところは…
★平本梨々菜選手「おもしろくて優しいところ」
★横内美音選手「何でも言い合えて自分が変なことしても笑ってくれるところ」
いま、2人はそれぞれ別の種目に出場する来月の世界ジュニア選手権に向けて自分の弱点と向き合っています。
シングルスに出場する横内選手は苦手なフォアゾーンと呼ばれる利き腕側の3か所の守備を徹底的に磨いています。
県外の選手と組む女子ダブルスに加えはじめて男女混合ダブルスに挑戦する平本選手は3人を相手に前衛としてスマッシュをさばく練習で押し返す力を身につけてきました。
2人の高校生活もあと半年。卒業後は大学に進む予定という横内選手は将来について…
★横内美音 選手
「将来は指導者になって生徒を優勝に導きたいと思っています」
強豪の実業団チームに入り日本代表をめざす平本選手の将来の夢は…
★平本梨々菜 選手
「ロサンゼルスオリンピックとその先のブリスベンオリンピックで金メダルを獲ることです」
★横内美音 選手
「平本選手がそこ(オリンピック)にむかって頑張っているのでその夢を応援したいと思ってますしメダルを取って欲しい」
★平本梨々菜 選手
「1番心強い言葉だな」
それぞれの道へ歩む親友の挑戦は世界へ、そしてその先へと続きます。