ACL東地区は20クラブが5グループに分かれ、ホーム&アウェーで2回戦総当たりのリーグ戦を実施。各グループの首位に加え、5グループの各2位のうち上位3クラブが決勝トーナメントに進めます。なお、グループJは6日に全日程が終了し、2位の勝ち点が伸びなかったことから、現在は2位通過の3枚の切符を4グループで争う構図となっています。

12日 東地区グループH最終節
メルボルン（2位）-浙江（4位）
オーストラリア 日本時間午後6時30分キックオフ

ブリーラム（3位）-甲府（1位）
タイ 日本時間午後6時30分キックオフ

■甲府 勝利の場合

甲府のライバルは勝ち点と得失点差で並び、対戦成績も2引き分けの2位・メルボルン・シティ（オーストラリア）。12日午後6時30分にキックオフされる最終節で、甲府が勝ち、メルボルンが勝たなければ甲府の首位が確定し、決勝トーナメント進出が決まります。ただ、メルボルンも勝った場合は勝ち点が並び、両クラブの対戦もイーブン（2引き分け）であるため、得失点差によって順位が決定。同日の試合の点差が大きい方が1位、小さい方が2位となります。

点差も同じ場合は総得点で決定。現在、甲府はメルボルンより1多いため、同日の試合で甲府はメルボルンより同じか、メルボルンを上回るゴールを挙げれば1位通過です。

メルボルンより2得点少なければ、甲府は2位に。1得点少なければ総得点も並ぶため、反則ポイントで判断されます。警告が少ない甲府は現在、反則ポイントで優勢です。

■甲府 引き分けの場合

最終節で甲府が引き分けた場合、メルボルンが負ければ1位通過、メルボルンが勝てば2位が確定します。メルボルンも引き分けた場合、勝ち点も得失点差も並ぶことから、総得点で順位が決まります。

甲府が勝った際の条件と同じく、甲府は現在、メルボルンより総得点が1多いことから、同日の試合で甲府はメルボルンより同じか、メルボルンを上回るゴールを挙げれば1位通過。メルボルンより2得点少なければ、甲府は2位に。1点少なければ総得点も並ぶため、反則ポイントで判断されます。

■2位の場合 蔚山に注目

グループ2位となり、同日中に決勝トーナメント進出が決まるには、グループIで2位が確定している蔚山現代（韓国）の結果次第となります。川崎フロンターレとの試合は30分遅くキックオフされます。

12日 東地区グループI最終節
蔚山（2位）-川崎（1位）
韓国 日本時間午後7時キックオフ

甲府が勝ち、勝ち点11で2位となった場合、現在勝ち点9の蔚山現代が川崎に勝たなければ甲府の決勝トーナメント進出が確定。甲府が引き分け、勝ち点9で2位となった際は、蔚山現代が3点差以上で負けた場合のみ、甲府の決勝トーナメント進出が決まります。

甲府の決勝トーナメント進出は、同日中に確定しなければ、グループF、Gの最終節が行われる翌13日に持ち越されます。

ブリーラムの地で歓喜にわくことができるか―。甲府にとっては、決勝トーナメント進出をより確実なものにするため、少しでも多くの点差をつけた勝利が求められます。