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ドラゴンズのエース候補・髙橋宏斗投手 投球フォームを試行錯誤しながら開幕投手を目指す!

2024年2月27日 16:01
ドラゴンズのエース候補・髙橋宏斗投手 投球フォームを試行錯誤しながら開幕投手を目指す!
若きエース候補・髙橋宏斗投手

コーチと肘の位置を確認しながらブルペンで投げこみ、スマホで撮影した投球フォームを何度もチェックしていたのは、ドラゴンズの若きエース候補、髙橋宏斗投手、21歳。今年プロ4年目を迎えます。去年はWBCのメンバーに選ばれ、決勝戦にも登板。日本の世界一に貢献しました。

そんな髙橋投手には今年、大きな目標がありました。それは、開幕戦で先発を任されること。開幕投手はチームの大黒柱が選ばれるエースの証。これまでは先輩たちが担ってきました。

その目標に向けてオフから取り組んでいたのは、投球フォームの改良です。左足をあまり上げず、すり足気味にした投球フォームは、バッターのタイミングを外すための工夫を凝らした投げ方です。去年と比べると足を上げていないことがわかります。

新たなフォームを習得するため、ボール以外にも、やり投げやハンドボール投げなど、独自のトレーニングを行っていました。

髙橋宏斗投手:
「いろんな形で練習はやっていますし、一番いい球が行くフォームをキャンプ中に見つけて、しっかりすり合わせて、いい球を投げていきたい」

2月16日のシートバッティングが、新しいフォームでの初実戦となりました。しかし、ストレートにはキレがなく、コントロールも乱れます。すると登板直後、髙橋投手はコーチと練習場に直行しました。

髙橋投手の持ち味は縦回転のボール。シートバッティングの反省をいかし、今までの良いところだけを引き出せるようコーチと話しあった結果、以前に近い、足を上げるフォームへ再び変更することに。熟考した上での決断です。さっそく再改良したフォームを試してみると…髙橋投手に笑顔が。手応えを感じたようです。

23日、オープン戦初戦の先発を任された髙橋投手は、足を上げたフォームで2回を2失点。それでも、ストレートの最速は154キロと、スピードも戻ってきました。試行錯誤を続けながら、開幕投手の座を狙います。

髙橋宏斗投手:
「(オープン戦の)投球を見たら、ある程度はまとまってきた。しっかり自分のものになってきた感覚はある。(開幕まで)引き続きやっていきたい」

試行錯誤を続けながら、開幕投手の座を狙う髙橋投手。開幕戦は3月29日。いいスタートが切れるのか、期待が高まります。

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