天然の冷蔵庫「つんぼり」作り 雪の下でダイコン甘く 池田町に伝わる先人の知恵
“天然の冷蔵庫”とも呼ばれる「つんぼり」作りが13日、池田町で行われました。雪の下で寝かせるダイコンはみずみずしい食感で甘みが感じられるということです。(12月13日)
池田町農業公社の職員らが、わらで編んだ敷物の上に収穫したばかりのダイコンを隙間なく放射状に並べて、高く積み上げていきました。1つの大きさは直径約1メートル、高さが約80センチほどあり、全体をわらで覆うようにして完成させました。
「つんぼり」の中に入れると温度が一定に保たれ、ダイコンが雪の下で凍結したり腐ったりするのを防げるということです。作業は毎年雪が降る直前に行われていて、池田町はまもなく真っ白な雪に覆われます。