昔ながらの米こうじ作り 若狭町海士坂の米農家 2日間発酵させて仕上げ みそや甘酒の材料に
若狭町の米農家で、自家製の米を使った昔ながらの米こうじ作りが始まっています。作業は雑菌の繁殖しにくい冬場に行われていて、来年2月末までに400キロを作り、小浜市内の民宿や敦賀市内の自然食品店に出荷する他、県内外の個人客に販売されます。(11月27日)
手作りの良さを伝えたいと、同町海士坂の米農家・島光毅(しまみつ・まこと)さんと敦子(のぶこ)さん夫妻が2015年から作り続けていて、27日は自宅にある加工場で、蒸したコシヒカリを台に広げて冷ました後、こうじ菌を均等に振りかけていきました。木製のこうじ室に移し、温度と湿度を調整しながら2日間をかけて発酵させ、仕上げるということです。
米こうじはみそや甘酒の材料に使われる他、若狭の伝承料理サバのなれずしにも使われています。価格は500グラムで900円(税込)となっていて、来年1月下旬には米こうじを使ったみそ作りのワークショップも開く予定だということです。