「永平寺町大燈籠ながし」 1万基の灯籠が幻想的な光の帯に 参加者は能登半島地震の犠牲者の冥福を祈る
夏の終わりを告げる「永平寺町大燈籠ながし」が24日の夜に行われ、参加者の平和と幸せを願ったおよそ1万基の灯籠が九頭竜川を彩りました。
九頭竜川永平寺河川公園で行われた「永平寺町大燈籠ながし」では、曹洞宗大本山永平寺の役寮と雲納衆およそ100人が読経して、全ての故人の魂に感謝の気持ちを捧げる「大施食法要」が営まれました。
大本山永平寺の西田正法(にしだ・しょうぼう)副監院老師の一番灯籠に続き、参加した人は先祖や能登半島地震の犠牲者の冥福を祈り、平和と幸せの願いを込めたおよそ1万基の灯籠を川面に浮かべました。
■坂井市から来た人
「今年1月に震災で亡くなられた方もいると思うので、私たちもこれから気を付けて1年過ごせるよう願いながら流した」
川の流れに揺れる幻想的な光の帯に向かって、参加した人たちは静かに手を合わせていました。