昔ながらの「五徳みそ」づくり 甘口で優しい味 半年ほど熟成させたら完成 小浜市で人気の講習会
小浜市のJA福井県農業活性化センターで、大豆と米こうじ、塩だけで作る昔ながらの「五徳みそ」づくりの講習会があり、参加した人たちは完成を心待ちにしていました。(2月19日)
16日は市内をはじめ、若狭町やおおい町などから16人が参加しました。煮た大豆をつぶして米こうじと塩をはじめ、うま味を増すための大豆の煮汁を混ぜ、粘りが出るまで丹念に練り合わせていきました。
五徳みそは米こうじの量が多く、やや甘口で、にがりを含んだ塩を使った優しい味が特徴で、小浜市が30年以上前に姉妹都市の奈良市から教わった製法を今も受け継いでいます。
■参加した人
「楽しかった。作ってる時にだんだんおいしい匂いが出てきて、出来上がりが楽しみ」
この日は1人10キロをたるに仕込み、自宅に持ち帰りました。半年ほど熟成させれば完成だということです。講習会は年間700人が参加するほど人気で、2月いっぱい開かれます。