衆議院解散総選挙 10月27日投開票、自民党・石破茂新総裁が方針表明 福井県内の顔ぶれは?
自民党の石破新総裁は30日、党本部で党四役の発表会見に臨み、10月27日投開票の日程で解散総選挙を行う方針を表明しました。投票日まで既に1か月を切り、県内でも政治決戦に向けた動きが風雲急を告げています。
福井1区選出の稲田朋美議員(65)は同日午後、マスコミ各社からの衆院選向けの顔写真撮影に応じました。
■稲田朋美衆院議員
「自民党に対しても、私にとっても、大変厳しい選挙になると思う。特に政治資金の問題について、どのような答えを出すのかを訴えていきたい。襟を正して、ふるさと福井のためにしっかり恩返ししていくことを訴えたい」
■自民党 石破茂総裁
「諸条件が整えば、10月27日に解散総選挙を行いたい」
石破新総裁はこのように述べ、10月15日公示、同27日投開票の日程で、解散総選挙を行う方針を表明しました。
福井1区には、稲田朋美氏の他に、12回目の国政挑戦となる共産党の金元幸枝氏(65)と立憲民主党新人の西山理恵氏(48)も出馬を表明していて、女性による三つ巴の選挙戦となる見込みです。一方、乱戦が予想されるのが、福井2区です。
■高木毅衆議院議員
「私も政治家の端くれでございますけども、常に心掛けている一番大事なことは、情熱だという風に思っております」
現職の高木毅議員(68)は、いわゆる裏金問題の処分で10月3日まで党員資格が停止されています。4日になれば党員資格は戻りますが、公認を得られるかどうかは不透明です。高木氏はこれまでに、無所属でも出馬する考えを示しています。
この他、福井2区には辻一彦元衆議院議員の二男で立憲民主党新人の辻英之氏(54)と、共産党の小柳茂臣氏(70)が出馬を表明しています。さらに、元衆議院議員で県議会議員の斉木武志氏(50)も国政選挙があれば、任期中でも鞍替えする意向を示しており、近く出馬を表明する見込みです。