教員採用試験の希望倍率が過去最低に 一般教諭で2.34倍、志願者減も募集人員は拡大 来年度は271人の採用内定 福井県教育委員会
福井県の教員採用試験の希望倍率が2.34倍と過去最低となる中、県教育委員会は30日、来年度の一般教諭の内定者262人を発表し、さらなる教員の確保に努める方針です。
県教育委員会は来年度の公立学校の教員について、一般教諭に262人、養護・栄養教諭に9人の合わせて271人の採用を内定しました。定年退職する教員の数が増加し、教員の補充が見込まれるため、県は一般教諭の内定者を去年よりも9人増やしました。
一方、教員採用試験は志願者数が減少する中で募集人員は拡大し、一般教諭の倍率は2.34倍と過去最低となりました。
県は教員の確保に向けて、受験者の負担も減らそうと、大学3年生から1次選考に挑戦できる仕組みを去年から導入していて、今年は190人が試験を受けたということです。県教委では、志願者の確保に一定の効果があるのでないかとしています。