自転車の児童が車にはねられ重体 現場付近に減速呼びかける標識を検討へ
今月福井県永平寺町の町道で男子児童が車にはねられ、重体となった事故を受けて、児童の通う小学校では13日、現地に不慣れなドライバーに減速を呼びかける標識の設置を行政に求めました。
中部縦貫自動車道上志比インターチェンジから勝山方面へと向かう町道です。周辺の住民によりますと、町の外から来た人も利用し、スピードを出す車も多いといいます。
上志比小学校 笠松澄人校長
「スピードを緩め、出さないような心構えドライバーがそういう気持ちを持つような方法があると良い」
この道では11日夕方、近くの小学校に通う11歳の男子児童が自転車に乗っていたところ、福井市の会社員が運転する軽ワゴン車にはねられました。
事故を受けて警察や町それに児童が通っていた小学校の校長らが集まり、事故防止に向けた対策を話し合いました。
永平寺町建設課 斉川貴吏参事
「事故を起こした人が町外の人で 初めて来た人でもこの先は減速しないと危ないとか、そういったことが分かるように、カーブの手前には減速のマークをつけるとか」
現場付近には街灯は設置されていますが、緩いカーブが続いていて、警察などは今後、ドライバーに注意を呼びかける新たな道路標識の設置を検討することにしています。
また学校では、通学路の危険な場所について児童とともに改めて確認する方針です。