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二次避難の先で 「自主避難したら支援が…」 求められる柔軟な対応 高齢の母と飼い猫も一緒に

2024年1月16日 19:28
二次避難の先で 「自主避難したら支援が…」 求められる柔軟な対応 高齢の母と飼い猫も一緒に
ペットの猫と一緒に福井県内へ二次避難した冨成さん=16日、あわら市内
能登半島地震の二次避難先として、県内でも公営住宅などで被災者の受け入れが始まっています。一方で、ペットがいると行政が用意した受け入れ先には避難できず、民間のボランティアが独自に支援するケースも出てきています。(1月16日)


輪島市の冨成さん家族は14日、あわら市に二次避難してきました。能登半島地震で自宅の柱や窓枠などはゆがみ、至る所に物が散乱。避難所などでの生活を余儀なくされました。道路が寸断されたことで集落は一時孤立したといいます。

■冨成悟さん(63)
「近所のまちのほとんどは住めないような、倒壊しているような状態。特に地震後は電気、水道全部止まった」

■悟さんの妻・道代さん(59)
「被災者が一番情報を知りたいけど、一切何も入ってこない。ああいう不安、苦しかった。一体何が起きているんだろうと」

そんな冨成さん家族をサポートしたのが県内で不動産仲介業を営む森田修二さんです。16日はボランティアと一緒に布団や家電などさまざまな物資を届けました。

■冨成さん夫妻
「おかげさまで生きていられる。本当にありがとうございます。みんなお互いさまです。着の身、着のまま、命からがらって本当にあるんだと思って」

現在は森田さんが管理している空き家をはじめ、SNSを通じて取り組みに賛同した人の物件合わせて20軒で受け入れ準備ができているとのことです。

■不動産仲介業を営む森田修二さん
「東日本(大震災)とか熊本(地震)にも行ったけれど、今回は行かずにいかに力になれるかと考えた。不動産の賃貸の空き家対策をしているので、空き家を提供してくれる場所さえあれば、被災者が選べる。空き家あるよと家主から連絡してもらえるとありがたい」

ところで、冨成さんが避難先として民間の空き家を頼った理由は飼い猫の存在です。公営住宅やホテルなど行政が用意した二次避難所では原則、ペットの受け入れはしていません。

■道代さん(59)
「猫まで本当にありがとうございます、助かりました。車の中に猫置いて一緒に寝て、ばあちゃんは避難所で。大変だった」

高齢の母・安子さん(83)の医療や介護の受け皿などといった不安も。同じ二次避難でも自分で避難先を決めたため、行政の支援から漏れてしまっていると感じています。

■冨成悟さん
「坂井市が輪島市に支援物資を送っているので電話してみたら(個別には)対応していないと(言われた)。避難する場所によって格差が結構出ているような感じがある。自主的に避難したら行政の網から離れて支援してもらえない」

不安を抱えて過ごす能登の被災者たち。スピード感ある支援とそれぞれの実情にあった柔軟な対応が求められます。