大本山永平寺で修業に入る「上山」始まる 若い僧侶が禅の教え学ぶ決意示す
曹洞宗・大本山永平寺で18日、新たに修行に入る僧侶の上山(じょうざん)が始まり、山門の前で禅の教えを学ぶ決意を示しました。(2月18日)
木板を叩く音が張り詰めた冬の朝の境内に響き渡ります。
黒色の法衣を身にまとい、網代笠(あじろがさ)を深く被った7人が木の板を打ち鳴らし、門の前に来たことを知らせました。
現れた先輩の僧侶から「何をしに来た」と問われると、若い僧侶たちは「開祖の道元禅師の下で禅の教えを学びに来た」と決意を述べ、およそ30分間の問答の末、入山の許しを得ました。
来月中旬までに全国各地から50人が入門を希望していて、僧侶たちはこれから1週間、座禅や1日の務めを学んだ後、本格的な修行に臨みます。