0歳から18歳まですべての子どもに毎年6万円給付 勝山市が独自の子育て支援策
勝山市は新年度から、0歳から18歳までの全ての子どもに対して、毎年6万円を給付する新たな子育て支援策をスタートします。
勝山市は20日、新年度の当初予算案を発表しました。
■水上実喜夫勝山市長
「応援金115事業という名称を付けて、予算の総額も1億6000万円と非常に大きな事業となっている」
その名も「115みらい応援事業」。略称「応援金115」。
これは0歳から18歳までの市内に住所がある全ての子どもに毎年6万円を給付するものです。
生まれた年は出産祝い金として1万円を追加して7万円。
その後は、6万円ずつを、18歳になるまで毎年給付し、1人あたりの支給総額は115万円と多額に。
全国でも珍しい独自の支援策です。
新しい取り組みを子育て世代は歓迎しています。
■父親
「習い事とかもあるし、あって困ることはないし、かなり助かる 子どものために何か使えればいいなと」
■母親
「これから進学とか習い事とか何をするかも まだ分からないが、そういう時に支給してもらえると幅が広がるかなと思うし、選択肢も増えるかもしれないのですごくありがたい」
保育料の無償化や、18歳未満の子ども医療費の無償化など、積極的な子育て支援策を打ち出している勝山市。
一方で少子化に歯止めがかからず、市内での昨年度の出生数はわずか86人でした。
■水上実喜夫勝山市長
「子どもたち自身が自分のスキルアップや、自分の未来のために活用してほしい それが私どもの思い」
子どもたちの成長に寄り添い、毎年6万円を支給する勝山市の独自の支援策。
思い切った取り組みは実を結ぶでしょうか。
・給付金は0歳時は親の口座に振り込むが、1歳からは子供の口座に振り込まれる
・市では新たな転入者の増加にも期待している