民宿のインバウンド強化へ 頼もしい“助っ人”登場 プロの視点からアドバイス 坂井市
県がインバウンドの強化を図る中、坂井市内の民宿では、外国人観光客の受け入れに向けて、頼もしい“助っ人”が登場しています。
坂井市三国町の民宿でアドバイスしているのは、普段は外国人向けにネットで宿泊施設の情報発信をしている小野秀一郎さんとタイ在住で企業の海外進出をサポートしている石岡哲郎さんです。館内を視察して外国人宿泊客の受け入れに必要なポイントを指摘します。
■石岡哲郎さん
「大衆浴場みたいに何十人で入らされるわけではないのでハードルは低い」
■小野秀一郎さん
「館内の案内の英語版とか、いろんな外国語版。外国の方が見て接客する手間を省きつつ、確実に説明するツールがあれば、お客さんも施設のスタッフも助かると思う」
2人はインバウンド客の獲得を目指すこの民宿の“助っ人”です。坂井市では、プロのノウハウを持ちながら副業が可能な人材を活用して、事業者の課題解決をサポートする事業を今年度からスタートしました。
■民宿の営業担当者
「(石岡さんから聞く)現地の声と現地の動き。小野さんのノウハウをミックスさせることで、結果を出せるのではないか。うちだけでなく、他の民宿や宿もそこ(予算)には限りがある。大手と違って、こういう制度はありがたい」
なお、県は今年度、年間40万人の目標を掲げて、外国人観光客の誘致に向けた対策の強化を進めています。