お灸をのせたすり鉢を頭にかぶって無病息災願う 鯖江市の寺で伝統のすりばちやいと
お灸をのせたすり鉢を頭にかぶって無病息災を祈願する伝統の「すりばちやいと」が20日鯖江市の寺で行われ、参拝者が健康や志望校合格などを願っていました。
鯖江市の天台宗中道院で1000年以上続くすりばちやいとは、比叡山延暦寺の元三大師が北陸を訪れた際に、参拝者の頭に灸を添えた護摩炉をかぶせて疫病を治したのが始まりとされます。
雪が積もる中訪れた参拝者たちは、自らが被るだけでなく、スマホに映る家族の写真や、名前の入ったお札に護摩炉をかぶせ、家族の健康などを祈願していました。
■30年以上毎年参拝している人
「来ないと1年が始まらない感じで、いつも来ている 健康は一番だが、世の中がうまくいくといいなとか、自分たちも楽しくなったらいいなと」
■孫の高校受験合格を祈願した人
「当然合格するようにだし、平常心で頑張れというじじばば軍団 絶対に合格できるようにお願いした」
すりばちやいとは3月2日にも行われます。