体操・宮田笙子選手「しっかり恩返し」 パリ五輪控え母校で練習再開 19歳のエース、鯖江高校出身
初のオリンピック出場を決めた鯖江高校出身で体操女子の宮田笙子選手(順天堂大学)が母校で練習を再開しました。メダル獲得が期待される体操ニッポンのエース。パリへ向けて福井の地で決意を新たにしていました。
オリンピック選考レースで圧倒的な強さを見せてパリへの切符をつかんだ宮田選手。先週末から福井に戻り、母校で練習を再開しました。
■宮田笙子選手
「鯖江での練習があったから、こうしてNHK杯までの結果が出せたと思う。本当にその恩をしっかり返せるようにしたい」
今はオリンピックで演じる技の完成度を高める段階に。その動きを見ながら、恩師の田野辺監督がアドバイスを送る場面もありました。
■鯖江高校体操部 田野辺満監督
「ちょっと疲れていると思うけど、疲れていても最低限の練習をしていかないといけない。オリンピックで活躍することが1番大事なので、そこに向けて体も心ももう一段高く状態を作っていければ。最高の演技をすれば、メダルに届くことを信じてみんなでやっていきたい」
全員が10代という体操女子日本代表。最年長でキャプテンの宮田選手は、チームを引っ張る活躍が求められます。
■宮田笙子選手
「団体のメダルはみんなが掲げている目標。みんなが初めてのオリンピックなので、本当に思い切ってやるだけ。思い切って楽しんでやりたい」
宮田選手は8日まで鯖江で調整した後、代表合宿などを経て、7月27日に開幕するパリオリンピックの舞台に立ちます。
■宮田選手から県民へのメッセージ
「本当に福井の人には応援いただいて、まちなかでもいっぱい声をかけていただいて、すごい励みになっています。その応援してくれる思いを背負ってオリンピックも頑張るので、応援よろしくお願いします」