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【ライドシェア】福岡で早ければ5月中にスタート 乗り方は? 料金はどうやって決まる? デモンストレーションで確認

2024年5月24日 20:02
【ライドシェア】福岡で早ければ5月中にスタート 乗り方は? 料金はどうやって決まる? デモンストレーションで確認
どうやって利用?

プロの運転手ではなく一般のドライバーが人を運ぶいわゆる「日本版ライドシェア」が、早ければ5月中にも福岡県で始まります。サービス開始を前に24日、デモンストレーションが行われました。

24日、福岡市のタクシー会社を訪ねると。

■元木寛人フィールドキャスター
「こちらの車両なんですが、上にタクシーのマークはついていません。さらに『自家用車活用事業(日本版ライドシェア)』と書かれています。」

「ライドシェア」とは、プロの運転手ではなく、一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶサービスです。

配車アプリなどが管理する海外に対して、タクシー会社が運行を管理し、曜日や時間帯に制限があるのが「日本版ライドシェア」の特徴です。

東京や京都などでは、すでに4月から始まっています。利用するにはアプリで車を手配する必要があります。

24日、タクシー配車アプリ「DiDi」のデモンストレーションが行われました。

■DiDi シニアマネージャー・花田裕二さん
「非常に簡単です。『DiDi』の配車アプリを立ち上げ、目的地を入力します。」
■元木フィールドキャスター
「2つ出てきましたね。『一般タクシー』と、そして『タクシー・自家用車』。」

この「自家用車」がライドシェアにあたります。

しかし、「自家用車」を選択しても「ライドシェア」の車が配車されるとは限りません。「DiDi」では、車の空き具合によっては通常のタクシーが配車される場合もあります。

料金は事前に決まります。

目的地を入力するとアプリが自動でルートを作成。その時点で運賃が決まり、クレジットカードや電子決済で支払うことができ、車内で料金のやりとりをする必要はありません。

■花田さん
「不慣れなドライバーでも安心して運行できるように、(配車の)注文が 配信された時点で、乗車地地点と目的地がドライバーに先に通知される。運行ルートをあらかじめ確認した上で迎えに行く。 安心と安全の運行が可能になると考えている。」

4月8日にライドシェアが始まった東京では、5月12日までのおよそ1か月間でのべ2344台が稼働しました。

ライドシェアの車1台が1時間あたりに運行した回数は1.3回。全国のタクシーの平均が0.7回なので、運行回数はほぼ倍です。

新たなサービスの開始について、街の人に話を聞きました。

■60代
「(タクシーが)本当に不足しているのを実感しているので、長距離じゃなくて短い距離だったら多分、切羽詰まっていたら利用すると思います。」

■50代
「全然問題なく乗ってみたいです。安全さえ確保できていれば全然いいです。新しいことをやるのはいいのではないか。」

福岡では、早ければ5月中にも利用できるようになるライドシェア。慢性的なタクシー不足を解消する切り札となるのでしょうか。