SNSでウソの投資話 1億円超の詐欺被害 福岡県宮若市の60代男性
福岡県宮若市の60代の男性が、SNS上で知り合った相手にウソの投資話を勧められ、現金約1億円をだまし取られました。
警察によりますと、ことし10月、福岡県宮若市の会社役員の69歳の男性はスマートフォン上に表示された広告にアクセスし、証券アナリストを名乗るアカウントのLINEグループに招待されました。
その後、ニセの投資サイトにアカウントを開設するよう指示され「未公開株を予想上場価格から割引された金額で購入できる」などと言われ、指定された口座に入金しました。
LINEグループのやり取りで証券アナリストを名乗るアカウントから「利益が出ている」と言われ、利益分を引き出そうとすると、カスタマーサービスを名乗る別のアカウントから手数料や保証金を要求され、合計22回にわたり1億274万円あまりをだまし取られました。
男性が「投資でもうかっている」という話を家族に話したところ、家族が今月21日警察に相談し、24日に事件が発覚したということです。
警察はインターネット広告の投資話に安易に乗らず、面識のない人にお金を振り込まないよう強く注意を呼びかけています。