「うまい!最高!」朝ラーに…食べ放題も? 喜多方ラーメンの多様な楽しみ方に注目 福島県
山形県との県境に位置する福島県喜多方市。蔵造りの家屋が並ぶ町並みは、昭和レトロを感じさせます。
喜多方市の名物といえば、ラーメンです。しかも、朝から食べるんです。
■栃木県から訪れた人は
「朝ラーを食べに、ちょうど子どもたちが夏休みなのできました」
喜多方市では、早朝から開いているラーメン店が多く、朝からラーメンを食べる、いわゆる「朝ラー」文化が根付いています。
ラーメンのおいしさはもちろん、この「朝ラー文化」を体験しようと県の内外から人が訪れるんです。
■群馬県から訪れた人は
「午前4時半に出てきた。片道200キロですね」
喜多方ラーメンの人気店・坂内食堂です。水分を多く含んだもっちりとしたちぢれ麺に…黄金色のスープ、あっさりとしながらも、コクのあるこの一杯を味わえば…もう、虜です。みなさん、このために早起きをしてきました。
■群馬県から訪れた人は
「うまいですね、最高です」
■栃木県から訪れた人は
「朝早くから来たかいがあった」
多くの人を魅了している喜多方ラーメンですが、一時期に比べると、そのブームも落ち着いているようです。
■坂内食堂 坂内章一さん
「喜多方ラーメンブームというのがあったが、それから30年以上過ぎている。やっぱりファンを増やしていく作っていくということをしていかないといけない」
喜多方ラーメンの文化をみんなにもっと知ってもらいたい。喜多方市役所には、この春「喜多方ラーメン課」が発足しました。
■喜多方市役所喜多方ラーメン課 瓜生昭彦 課長
「喜多方ラーメンのリブランディング、更なるブランド力の向上として売り出していく」
文化庁の「100年フード」にも認定された喜多方ラーメン。この食文化を次の世代に伝えていくことが「課」の使命です。
7月17日を「喜多方ラーメンの日」に制定し、イベントを開催したほか、インバウンド向けに材料にこだわった、特別なラーメンをお店と協力して作るなどPRに力を入れています。
■喜多方市役所喜多方ラーメン課 瓜生昭彦 課長
「喜多方ラーメンの文化を末永く残していきたい。出来うる範囲から取り組みを広めていければ」
ちなみに、喜多方ラーメンは、同じ会津地方の猪苗代町でも楽しめます。
喜多方市に本社を置く「河京」が手がける河京ラーメン館。ここでは、喜多方ラーメンなどが食べ放題のビュッフェプランが人気を集めています。
売りは体験型で、ラーメンの味付けやトッピングが自由にでき、自分好みの喜多方ラーメンを作れます。
■群馬県から訪れた人は
「子どもがラーメン好きで自分の好きな味をつくってみたいというのでここにした。おいしかったです」
子どもから大人まで多くの人が楽しめるのが喜多方ラーメンの良さです。このほか、ビュッフェプランでは、東北各地の郷土料理など、30種類以上が食べ放題です。
■河京ラーメン館 猪苗代店 佐藤美幸さん
「おそらく、ここだけにしかないラーメン&ビュッフェという楽しみなテーマパークみたいなところなので、皆様来ていただければ」
福島県が誇る喜多方ラーメン。皆さんも一度、味わってみてはいかがでしょうか?