福島第一原発で
燃料デブリの取り出しが中断している問題で、
東京電力は原因を調べるために取り出し装置を回収する作業を始めました。
福島第一原発2号機では、溶け落ちた核燃料=燃料デブリを試験的に取り出す作業が行われていますが、9月17日に取り出し装置の先端につけられたカメラが映らなくなるトラブルが発生し、作業が中断しています。
東京電力によりますと、このトラブルの原因を調べるため、23日午前7時20分ごろから取り出し装置を原子炉格納容器の外に回収する作業を始めたということです。
東京電力は4日ほどかけて装置を引き抜き原因を調べることにしていますが、取り出し作業再開の見通しは立っていません。