24日の県内は日中の最高気温が20度を超えたところもあり、いよいよ春が来た～という感じがしますね。そんな中、猪苗代湖ではハクチョウの北帰行が始まっています。

24日の朝から始まったのは、ハクチョウが雪解けと共にロシア北東部へ飛び立っていく北帰行です。猪苗代湖で羽を休めていたハクチョウが春の訪れを告げるように次々と飛び立っていきます。今年は雪が多いことから去年より1か月遅く、例年と比べても15日ほど遅いということです。

■猪苗代湖の自然を守る会 鬼多見 賢さん
「また、子どもたちが旅立って行くのかなと、今そういうジーンと胸にきますね。」「また今年の10月にはいっぱいの子どもを連れて来てくださいよ、というとこですね。」

一方、福島市の花の名所「花見山公園」です。春にいち早く咲く梅の花が満開を迎えていました。24日の県内は高気圧に覆われ、日中の最高気温は伊達市梁川で20.1度、福島で18.7度、郡山で17.5度と4月中旬から下旬並みの暖かさとなりました。山頂から見下ろすと黄色や白の花々が咲き競うように景色を彩ります。

■訪れた人は
「暑かったけど楽しかったです」「いっぱい登ってきたからね」「孫と来ると気持ちがいい」「黄色の花がきれいでした」

鮮やかな黄色の花を枝いっぱいに咲かせる「サンシュユ」も、いま見ごろ。こちらは春の訪れを告げる花としても知られ、訪れた人たちはカメラにおさめていました。

■訪れた人は
「遠目から見ても咲いていたのでウキウキしながら登っている」「花が豊かでいいですね」

そして、花といえば気になるのが…桜の開花。開花の基準となるソメイヨシノの標本木は…

■川上耕平記者
「標本木がある信夫山に来ています。暖かくなってきているが、ソメイヨシノを見るとまだ蕾のままです」

日本気象協会によりますと福島市の開花予想日は3月31日と平年よりも7日はやい予想で今週は暖かい日が続き桜の蕾も一気に膨らみそうです。