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東京電力 福島第一原発のデブリ取り出しめぐる“不具合カメラ”きょうから交換

2024年10月16日 14:06
東京電力 福島第一原発のデブリ取り出しめぐる“不具合カメラ”きょうから交換

東京電力は、福島第一原発の燃料デブリの試験的取り出しをめぐり、不具合が生じている装置先端のカメラを10月16日から交換しています。

東京電力は、福島第一原発2号機で燃料デブリの試験的な取り出し作業を進めていましたが、装置の先端に取り付けられたカメラに不具合が生じ作業が中断していました。

不具合は格納容器内の非常に高い放射線量が影響して生じたとみられていて、これまで東京電力が復旧を試みましたが改善しませんでした。

東京電力によりますと16日の作業は午前8時半ごろから始まり、カメラを交換するために放射線量を測るなどカメラの汚染の状態を確認するということです。交換が完了するまでに2週間ほどかかる見込みですが、デブリの取り出しについては再開の見通しは立っていないということです。