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「無理に体力は使わず」着色剤を使って“離岸流”を可視化 気を付けたい水難事故 福島・いわき市

2024年7月18日 19:08
「無理に体力は使わず」着色剤を使って“離岸流”を可視化 気を付けたい水難事故 福島・いわき市

これから夏にかけてマリンレジャーを楽しむ際に気を付けたいのが水難事故の原因となる「離岸流」です。いわき市では、福島海上保安部などによる海岸の調査が行われました。

「離岸流」とは、海岸に打ち寄せた波が沖に戻る時に発生する強い水の流れのことで、水難事故の原因の1つとされています。海開きを7月20日に控えたいわき市の四倉海岸では…。

■平瀬史敦 記者リポート
「着色剤を流して波の流れを確認するという調査が行われています」「緑色に広がっているのが分かります」

目に見えない離岸流を可視化するための調査が行われました。岸で広がった着色剤が波に逆らって徐々に沖に引き込まれていきます。これが「離岸流」です。10分ほど経過するとかなり沖の方まで色が広がって行きました。この流れは非常に速く、アスリートでも自力で岸に戻ることは難しいとされています。仮に、流されてしまったら…

■福島海上保安部 安藤寛さん
「無理に体力は使わず救助を待つのが大事」「浮くことを第一に考えていただきたい」

無理に泳ごうとせずに助けを待つことが重要です。

また…

■福島海上保安部 安藤寛さん
「風が強い日や波が高い日は遊泳を控えるというのが大事」