武将たちの復元甲冑が広島城二の丸に集結! 制作はあのメジャーリーガーに縁のある会社! 等身大の甲冑を見に行こう! 【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島にまつわる武将の甲冑を紹介!
まずは、中国地方を最初に治めた毛利元就の甲冑です。源平合戦の頃からの伝統的なデザインとなっており、紅・紫・白の「色々威(いろいろおどし)」が特徴的です。とても細かい編み方を近くで見ることができます。
広島城初代当主、元就の孫に当たる毛利輝元の甲冑の特徴は、動きやすいシンプルな形「当世具足(とうせいぐそく)」です。「当世」は現代的であること、「具足」とはすべて備わっていることを意味します。まさに、トレンドと機能性を兼ね備えている甲冑といえます。この時代の槍や、鉄砲に対応した防御を手に入れる鎧でした。
江戸時代に広島を治めた福島正則の甲冑は、特徴的な「水牛脇立て兜」です。この兜は、木工に塗装が施された作りのため、見た目に反して軽いそうです。安土桃山時代は、戦場でのアピールのため、奇抜な兜をかぶるのがトレンドで、実際にこのカブトを被って、関ヶ原の戦いに出陣したとされています。
甲冑を見て、当時を想像してみよう!
今回のイベントを担当している、広島市文化振興課担当課長の木本卓夫さんは、「甲冑ひとつひとつに個性や美意識が備わっている。実物大を目の前で見て、想像を膨らますことで、安土桃山などの時代を身近に感じて欲しい。」と話していました。
「復元武将甲冑展」は、広島城二の丸復元建物で、入場無料で、12月21日まで開催されます。広島城を訪れた際には、二の丸も覗いてみてください。
【テレビ派 2023年11月30日放送】