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半導体関連工場の集積が環境に与える影響は? 熊本県が設置した委員会の初会合

2024年2月7日 19:28
半導体関連工場の集積が環境に与える影響は? 熊本県が設置した委員会の初会合

半導体関連工場の集積による環境への影響について、熊本県は1日、専門家の意見を聞く委員会を開きました。分かりやすい情報公開を求める意見などが出ています。

委員会は、半導体関連工場の進出で工場からの排水など環境への影響を懸念する声があがったことから、環境モニタリングの一環で県が設置しました。メンバーは水質や大気の環境調査や化学物質などの専門家6人です。

水質調査は菊陽町と合志市にまたがるセミコンテクノパーク周辺のほか河川や河口などおよそ10か所が対象で、工場が稼働する前と後に行います。調査に対し委員からは。
■熊本県産業振興 今村徹顧問
「一番心配されるのは、私の過去の経験から漁業関係者、農業関係者なんですね。こういう風に今後進めますという説明を、農業団体と漁業団体には特別に説明した方が前向きでいいのでは?」

また県民へもわかりやすく情報を公開すべきという意見も出ました。熊本県は今年12月に新しい工場が稼働した後の調査も含めて分析し、来年度内には結果を公表したい考えです。