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【速報】TSMC第2工場が熊本県内に建設決定 総投資額2兆9600億円超

2024年2月6日 20:21
【速報】TSMC第2工場が熊本県内に建設決定 総投資額2兆9600億円超
菊陽町に日本初の工場を建設し2024年末までの生産開始を目指す台湾の大手半導体メーカーTSMCが県内に第2工場を建設することを正式に発表しました。

日本初の工場を菊陽町に建設し、2024年末までの生産開始を目指しているTSMC。
6日に顧客需要の高まりを受けて県内に第2工場を建設すると発表しました。
ことし中に着工し、2027年末までの生産開始を目指すとしています。

第2工場にはTSMCやソニー、デンソーのほかにトヨタが出資し、TSMCは日本政府からの支援を含め、第1工場とあわせた投資総額が2兆9600億円を超える見込みとしています。

TSMCの工場建設をめぐって県は道路整備や排水処理施設の整備など今後10年間で約1140億円が必要になると試算していて、政府は複数年にわたる県への財政支援を約束しています。

【JASM第2工場の立地決定に関する蒲島知事コメント】(2月6日・熊本県発表)

JASMの第2工場の建設が熊本県に決定したとの発表を受け、大変うれしく思うとともに、心から歓迎の意を表します。6月に第2工場の具体的な検討先として熊本の名前を優先的に挙げていただいて以来、この日が来ることを心待ちにしていました。

2月24日には第1工場の開所式が開催されるとのことですが、無事に進捗している事とあわせまして、二重の喜びを感じています。熊本県はさらなる半導体関連企業の集積を進めることで、新生シリコンアイランド九州の実現と、日本の経済安全保障の一翼を担っていきたいと常々申し上げてきました。

熊本県におけるJASMの第2工場建設決定は、そのような目標に向けて、大変大きな前進となる、歴史的な御決定だと思います。この御決定を受けて、県としましては、周辺道路の渋滞解消に向けた取り組みや企業の取水・排水への対応などの環境整備について、スピードアップを図って参ります。

今後も引き続きJASMとの連携を密にし、第2工場の受け入れに関しても円滑に進むよう、全庁一丸となって対応して参ります。