×

【衆院選】元職・前職・新人の3人の争い 熊本4区の候補者の訴え

2024年10月24日 20:06
【衆院選】元職・前職・新人の3人の争い 熊本4区の候補者の訴え
熊本4区の立候補者

10月27日に投票を迎える衆院選。県内4つの選挙区の候補者の訴えなどをシリーズでお伝えしています。最終回は、前職と元職、それに新人の計3人が議席を争う熊本4区です。

熊本4区に立候補しているのは、届け出順に
■日本維新の会の元職・矢上雅義候補
■自民党の前職・金子恭之候補
■立憲民主党の新人・笹本由紀子候補
以上の3人です。

日本維新の会の元職、矢上雅義候補は、相良村出身の64歳です。前回の選挙では立憲民主党から立候補しましたが及ばず、政策の違いを理由に日本維新の会に移り、4回目の当選を目指します。

■矢上雅義候補(維新・元)
「身近な所で皆さん方の雇用を守る。農業者、建築現場、工場で勤める若い人達を育てる。そしてみんなで高齢者の人を見守る。そういう地域社会を作るために日本維新の会の皆様と一緒に頑張ってまいります」

有権者に政策を直接、訴える“草の根的な運動”を展開し、無党派層への支持の拡大を図っています。政治資金の透明化や雇用の安定、医療・福祉の充実などを訴えます。選挙戦では、日本維新の会の松野参議院議員が応援に駆けつけ支援を呼びかけました。

■維新・松野明美参議院議員
「マラソンでいえば、30キロ地点がいよいよやってこようとしています。苦しい戦いになりました。本当に苦しい戦いです。皆さま方の一言一言この声が大事です」

■矢上雅義候補(維新・元)
「皆様方の生活を守る、そこが一番だと思います。地方に住む人たち、そして農林水産業の人たちに光を当てていきたいとそう思います」

自民党の前職、金子恭之候補は、現在のあさぎり町出身の63歳。総務相や国土交通副大臣などを務めてきました。公明党の推薦を受け9回目の当選を目指します。

■金子恭之候補(自民・前)
「私はここで負けるわけにはいかないんです。これから地方創生、地方の時代を迎えるにあたってしっかりと地方目線で頑張っていかなければいけない。これまで築き上げてきた社会インフラをもとにいよいよ県北から我々の地域にこの経済の果実を持って来るチャンスなんです」

党所属の県議や市町村長、各種団体からの支援を受けるなど手堅い組織選挙を展開し、保守地盤の引き締めを図っています。

選挙戦ではインフラ整備を進め、TSMC進出による経済効果を県南に波及させることや災害から命と暮らしを守る国づくりなどを掲げています。

■金子恭之候補(自民・前)
「この4区全体が一つになって機能するような、そのような状況をつくっていきたいと思います。また防災、減災、国土強じん化、この問題についてもしっかり取り組んでいきたいと思います」

立憲民主党の新人、笹本由紀子候補は、人吉市出身の59歳です。豪雨災害からの復興を自ら推し進めたいと国政選挙に初めて挑戦しました。党の県連副代表を務め、労働団体の「連合熊本」から推薦を受けています。

■笹本由紀子候補(立憲・新)
「多くの人たちの苦しみ、生活の苦しみ、生きることの苦しみを私は聞いてまいりました。市民の声が届かないパイプならつまっているか腐っている。だからそのパイプを取り替える。そのことが私の役目だと思っています」

■連合熊本・友田孝行会長
「いま政治を変えるチャンスです。皆さん共にですね、国政へ押し上げようじゃありませんか」

自民党の“政治とカネの問題”を批判し、今の政権への批判票を取り込むとともに、共闘する野党の支持層への浸透を図ります。笹本候補は豪雨災害の徹底的な検証や、水俣病の早期解決などを掲げ、誰もが安心して暮らせる社会の実現を訴えています。

■笹本由紀子候補(立憲・新)
「まずは産業のこととか人口のこととかいろいろあると思うんです。でも教育のことは共通しております。もっと良い日本に私ならできるので、私と一緒に進んでもらえませんか?ということをお願いしたいと思います」

一緒に見られているニュース