阿蘇市長選 新人の松嶋和子氏が現職を破り初当選 熊本県内で初の女性市長に
現職と新人の一騎打ちとなった阿蘇市長選は、合志市の元職員で新人の松嶋和子氏が7016票を獲得し、6回目の当選を目指した現職の佐藤義興氏を524票差で破り初当選を果たしました。熊本県内の女性首長は、元知事の潮谷義子氏に次いで2人目、市町村では初となります。
初当選した松嶋氏は、「女性であることは意識していなかったが、これまで声を上げにくかった人が声を上げやすいという影響があれば喜ばしい」と話し、次のように意気込み語りました。
■当選した松嶋和子氏
「阿蘇市の人口減少、少子高齢化、過疎化は待ったなしの深刻な状況です。一緒に夢を語り合い、知恵を出し合って、人口減少や少子高齢化を乗り切っていきましょう」
前回、2021年は無投票だったため8年ぶりの選挙戦となった阿蘇市長選、投票率は67.43%で、前回投票が行われた2017年の69.13%を1.7ポイント下回り、過去最低となりました。
▼阿蘇市長選開票結果
松嶋和子氏(無・新) 7016票
佐藤義興氏(無・現) 6492票