ミャンマー“犯罪組織拠点”から新たに200人の外国人解放 ミャンマーとタイの国境付近から中継
日本人も監禁されているミャンマーの犯罪組織の拠点から、新たに200人の外国人が解放され、20日、引き渡しが始まりました。ミャンマーとタイの国境付近から中継です。
富永大介記者(NNNメソト)「私は今、ミャンマーとの国境地帯にいます。後ろに川があり、その先がミャンマーです。この地域は詐欺拠点が多いとされているところです。今は暗くなっていますが、以前はここまでは暗くありませんでした」
先月末、私が同じ場所を取材した際の映像です。このときは、ネオンがともり、花火が上がっていました。このときに比べて現在は暗くなっている理由ですが、タイがミャンマーへの電気や燃料、インターネットを遮断しているからなのです。
20日から始まった監禁されていたとみられる被害者の解放は、タイ側の圧力が少なからず影響しているとみられています。
タイ当局によりますと、詐欺グループの拠点からはこれまでにおよそ1200人が解放され、20日から引き渡しが始まりましたが、その中に日本人は含まれていないということです。
ただ、タイ当局、さらにミャンマー側も日本人が監禁されていることを認めていて、今後、実際に日本人が解放されるのかどうかが注目されます。