犯罪組織拠点、日本人31人含む約1万人監禁か ミャンマーとタイの国境地帯
ミャンマーとタイの国境地帯にある犯罪組織の拠点に、外国人が監禁されているとみられる問題で、日本人31人を含む、およそ1万人が監禁されている可能性があることが分かりました。
ミャンマーとタイの国境地帯では、中国系の犯罪組織が各国から連れ去られるなどした外国人を監禁し、詐欺に加担させているとみられています。
タイでは17日、警察当局と20か国以上の大使館関係者らが集まり、監禁されている外国人の保護に向けての協議が行われました。
支援団体によりますと、拠点には、およそ1万人が監禁されていて、日本人31人も含まれている可能性があるということです。
これまでに、日本人の少年2人が保護されていますが、関係者によりますと“拠点には、ほかにも日本人がいた”という趣旨の証言も出ているということです。
一方、保護された少年2人のうち、愛知県の16歳の男子高校生が「海外で仕事があるとSNSで誘われて渡航した」という趣旨の話をしていることが、捜査関係者への取材でわかりました。
闇バイトに応募したとみられ、男子高校生から家族に「ミャンマーにいる。助けてほしい」などと連絡があり、現地で保護され、帰国したということです。