×

水俣病犠牲者慰霊式後の環境相との懇談「反省を踏まえ調整」去年は被害者の発言中にマイク切られる

2025年3月11日 12:16
水俣病犠牲者慰霊式後の環境相との懇談「反省を踏まえ調整」去年は被害者の発言中にマイク切られる
実務者協議(10日・水俣市)
水俣市で10日、水俣病被害者と国などの実務者協議が開かれました。この中で環境省は、5月の水俣病犠牲者慰霊式の後に予定されている環境相と被害者との懇談について「去年の反省を踏まえて調整している」と説明しました。

水俣市で開かれた水俣病被害者と国などの実務者協議では、被害者側が被害者の医療や介護、生活支援などについて改善を求める申し入れをしました。また、5月1日に行われる水俣病犠牲者慰霊式の前にも浅尾慶一郎環境相が水俣を視察し、被害者との意見交換を十分に時間をとって実施するよう求める要望書も提出しました。

例年、水俣病犠牲者慰霊式の後、環境相と被害者の懇談会が設定されますが、去年の懇談会では被害者の発言中にマイクが切られたため、環境相が謝罪し懇談会をやり直す事態になりました。

■環境省特殊疾病対策室 森桂室長
「前回かなり短いスケジュールで、かなり限りある時間になったところは反省しているので、そこを踏まえての調整になっています」

■水俣病被害者・支援連絡会 山下善寛代表代行
「ただ聞きました、やりましたですまされたくない。今までのようなやり方では、やっても仕方がないと思います」

最終更新日:2025年3月11日 12:16