クマの痕跡や目撃情報が相次ぐ岩国市美和町で4日午前、クマ1頭が捕獲されました。

　岩国市美和町秋掛では3日朝、県道沿いの林に「クマ棚」があるのを市民が発見し、地元猟友会を通じて市に連絡しました。

　クマ棚は、クマが木の上でエサを食べるためなどに木の枝を重ねて作るものです。

　岩国市はクマ棚が民家のすぐ近くで発見されたことから、3日午後、県の許可を得て捕獲罠を付近に設置。

　4日朝、警戒中の猟友会員が捕獲されたクマを発見し、クマはその後、殺処分されました。

　岩国市美和町ではクマの目撃や痕跡の確認が9月以降で12件、市に寄せられています。

　3日は美和西小学校から約100メートルの山中でもクマによる柿の食べ残しや足跡が見つかっていて、岩国市はこの場所にも捕獲罠を設置する方針です。