卒業の証を自らの手で作る 石川・能登伝統の和紙で中学生が卒業証書作り
能登町の中学生たちが、地元に古くから伝わる「久田和紙」を使った卒業証書の作成に励んでいます。
17日、能登町の公民館で行われていたのは…
能都中学校の3年生たちが、地元に古くから伝わる久田和紙を使って、自らの卒業証書を作っていました。地元の伝統を次世代にもつなげようと、授業の一環として毎年行っているもので、17日は紙すきを体験していました。
生徒:
「なかなか貴重な体験だったので楽しかったです」
「上手にできました。自分で作ったから…(もらったら)うれしいと思います」
慣れない体験に、こちらの生徒は…
「いくよ、せーの」
「えー気持ち悪い」
「そうそう…違う違う!」
生徒:
「1つ1つの工程をゆっくり丁寧にしなきゃいけないところが、 どうしても早くしようとしてしまうところが難しかったです。和紙の文化に触れるという意味でも、やっと自分ができる、という気持ちです」
自分たちの手で作った卒業証書。
能登町4つの中学校、それぞれの卒業式で手渡されるということです。