石川県内7日夜から雪 再ピークへ “今季最強寒波”生活や物流に影響続く
重盛 友登 記者:
「金沢市湯涌温泉に来ています。私の背丈を超える雪がこのようにこんもりと積みあげられています」
強い冬型の気圧配置が続く石川県内。
積雪が1メートルを超えている金沢市の湯涌地区では、除雪車や屋根に上って雪かきする人の姿が見られました。
湯涌地区の住民は:
「もう限界。明日どれくらい降るかによって違うんやけど、多分このままいけば本当につぶれる可能性ありますよ」
午前中には晴れ間がのぞくなど、雪はいったん小康状態となりましたが、夕方からは再び強まる見込みに。
約20センチの積雪となった輪島市の仮設住宅では…
輪島市の住民は:
「(朝に雪を)見てぞっとしたわ。また雪かきいるなって思って、腰が痛い」
連日の雪かきにうんざりといった様子。
中にはこんな人も…
輪島市の住民は:
(Q. なんでちり取りでされてるんですか)
「こっち(仮設住宅)に持ってきてなかったんで。雪かきのシャベルとか(地震で)潰れた家の横に置いたまま来た。ここまで降るとは」
雪による影響は物流にも…
輪島市にあるショッピングセンターの食品売り場では大雪の影響で、6日まで名古屋、大阪方面からの商品が届かない状況に。
2日ぶりに欠品していた惣菜や弁当などは入荷することができましたが…
輪島ワイプラザ・山田 真弘 青果チーフ:
「本日の夜からまた大雪の予想が出ておりますので、その点でまた明日からの入荷が不透明なところがありますので、その点に店として不安なところがあります」
心配されるのはこの後の雪。今週末、再び一部の食品で品薄や欠品となる可能性があるといいます。
そして7日も交通機関に影響が…
小松空港発着の羽田便12便、福岡便6便、札幌便2便、能登空港発着の羽田便2便が欠航となりました。
一方、金沢市寺中町の県道では、午前4時半頃、スリップした軽自動車と対向車が衝突する事故があり、白山市の23歳の会社員が意識不明の重体となっています。
石川県内では午前9時までの24時間でこの事故を含む78件のスリップ事故が発生しました。
気象台によりますと、8日夕方までの24時間で予想される降雪量は、いずれも多いところで加賀の平地で30センチ、山地で70センチ、能登の平地で30センチ、山地で40センチとなっています。
石川県内はこのあと雪が強まり、8日にかけて再び大雪となる所がある見込みで、交通障害に注意・警戒するよう呼びかけています。