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【なるほど天気解説】台風の名前にまつわる豆知識 ワシ、テンビン…使われなくなった名前とは

2024年9月12日 19:30
【なるほど天気解説】台風の名前にまつわる豆知識 ワシ、テンビン…使われなくなった名前とは
越崎 成人キャスター
「木曜日は報道部の気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。お願いします」
報道部 小野 和久 気象予報士
「お願いします」
越崎
「小野さん、9月も中旬になりましたが、暑い日が続いていますね」
小野
「この先も、30度以上の日が続きそうです。気象台の週間予報を見ていきましょう」


「13日14日は、加賀は晴れますが、能登は雲が多めで、県内は変わりやすい天気でしょう。『土曜日から3連休』という方も多いと思いますが、後半ほど、天気は安定しそうです。いまの時期の最高気温は27度くらい、最低気温は20度くらいが平年並みですので、どちらも平年より高いでしょう」
越崎
「日曜日の最高気温は35度です。小野さん、ことしは、どうして暑さが長引いているんですか」

小野
「理由は2つ、偏西風と高気圧です。偏西風が南下してくると季節が進み、秋らしくなっていくのですが…、太平洋高気圧の勢力が強いためことしは、南下できずに、まだ北海道あたりです。日本全体が、高気圧に覆われた状態が続いているため、「暑いまま」なんです」

越崎
「来週木曜日19日は「彼岸の入り」、暑さ寒さも彼岸まで…と言いますが、この日は30度を割る予想です。このまま落ち着いてほしいですね」
小野
「さて、先週、台風のアジア名の話をしました。日本では台風を番号で呼びますが、14の国や地域では、なじみのある呼び名のアジア名を付けて、防災意識を高めています。日本は星座の名前を付けています。その話を調べていましたら、こんなことが分かりました」

「ワシ、テンビン、ハト、カンムリ…越崎さん、コレ、なんだと思いますか」
越崎
「こちらも星座に出てくる名前ですよね。前回、紹介しきれなかった台風のアジア名ですか」

小野
「正解は、過去に使われていた「アジア名」です」
越崎
「過去に…ということは、今は使われていないということですね」

小野
「そうなんです。先週お伝えしたように、台風のアジア名は、あらかじめ1番から140番まで決められています。140番まで行ったら1番に戻り、繰り返し使われますが…」

「大きな災害をもたらした台風などは、次からは使わずに、別の名前に変えることが出来るそうです。ですので、これらは、大きな災害をもたらした…などの理由でいまは、使われていないそうです。」
越崎
「ところで、いま、台風13号が北上していますね。アジア名は何ですか。」

小野
「沖縄・奄美方面に向かっている台風13号のアジア名は、マカオでプリンを意味する「バビンカ」です。140個のうちの21番目です。今後の進路には、ご注意ください。最後に、気象台の週間予報で、この先の天気をもう一度、確認しましょう。」

「13日、14日は、加賀は晴れますが、能登は雲が多めで、県内は変わりやすい天気でしょう。「土曜日から3連休」という方も多いと思いますが、後半ほど、天気は安定しそうです。この先も気温が高く、日曜日は猛暑日の予想です」
越崎
「3連休は、暑さに気を付けながら過ごしたいですね。小野さんとお伝えしました」

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