道路寸断の孤立地区から集団避難 40人がヘリコプターで輪島市中心部へ
石川県の能登地方では、25日の時点で157人が孤立状態になっていて、26日は道路が寸断されている地区からヘリコプターを使った集団避難が行われています。中継です。
NNN取材団・西岡芽生 記者:
集団避難は、朝から始まっていて、ヘリコプター4機がおよそ30分おきに孤立地区を往復しています。1回あたり5~6人ほどが乗っています。
今回集団避難が行われたのは、輪島市の西保地区。土砂崩れなどで道路が寸断され住民は5日間にわたり孤立状態となっています。この地区からは、40人ほどが避難する予定です。
西保地区から集団避難した人:
「電気がこないのと水道がこない。自宅待機していたが、買い物にも行けないし、これから電気さえくれば、みんな横に同じ境遇の人ばかり」
「うれしい。息子が仕事に行って戻られないから(1人不安だった)」
地震でも避難したのに、また同じことになるとはという声もありました。
ヘリコプターによる運搬は、昼過ぎに終わる予定でその後、バスに乗り換え、輪島中学校の体育館に避難します。
自宅がまた住める状態になるまで避難生活が続きます。