車内外から“能登”伝える のと鉄道「震災語り部観光列車」試乗会 4月から定期運行
馳知事や能登の市町のトップらが参加したのは、この春からリニューアルするのと鉄道の「語り部列車」の試乗会です。
去年9月から団体客を対象に運行を始め、被災した乗務員自らの体験や能登の現状を伝えてきました。
ことし4月からは土日や祝日を中心に1日3往復の定期運行に。さらに、使用する車両も普通列車から内装に輪島塗など能登の工芸品をあしらった観光列車にリニューアルし、列車の中からも能登の魅力を伝えます。
のと鉄道・中田哲也社長
「利用者、それに伴う収入が大きく減った状況になります。今後の営業の柱として、震災語り部列車を継続していく」
のと鉄道では震災の影響で利用者や販売額が前の年の約4割にまで減少していて、今後はこの「語り部列車」を軸に利用者の増加を目指すとしています。
石川県・馳知事:
「胸にしみましたね。ぜひ地震がなんだったのか、豪雨災害が何だったのか、この語り部列車に乗ればすぐ理解できると思います。一つの能登の財産と位置付けていいと思います」
語り部列車の定期運行は4月6日から始まり、電話やインターネットから予約することができます。