能登空港周辺に新病院 能登の公立4病院 救急・入院機能を集約 石川県が素案示す
収益悪化で、その在り方が検討されてきた奥能登の公立病院について、それぞれを診療所として残したうえで、能登空港周辺に新たな病院を作る案が示されました。
奥能登にある輪島・珠洲・宇出津・穴水の4つの公立病院は、人口減少や地震・豪雨の影響による収益の悪化にともない、今後のあり方が検討されてきました。
19日の検討会では、それぞれの病院を一般外来を受け入れる診療所として残したうえで、能登空港周辺に救急や入院機能を集約した新たな病院を建設する案が示され、了承されました。
奥能登公立4病院機能強化検討会・谷内江 明宏 座長:
「空路をヘリコプターを使って救急搬送しないといけないような三次救急の患者さんが出たときに、里山空港の近くに病院があることの意味はすごく大きい。何とか工夫しながら、臨機応変に体制を修正しながら作っていく」
検討会では、新病院の具体的な機能や建設時期などについて、来年度中の取りまとめを目指すとしています。