地震に負けず看護師目指す 被災地の専門学校生 実習前に宣誓式
看護師を志す学生たちが初めての病院実習に向けて意識を高める「宣誓式」が、石川県七尾市の看護専門学校で行われました。地震に負けず看護の道を進みます。
式では、「希望と前進」が花言葉のガーベラを胸につけ、火をともしたキャンドルを手にナイチンゲール誓詞を読み上げました。
そして、輪島市で地震に被災し、いまも自宅から通っている江岸歩美さんが誓いの言葉を述べました。
「今年の元日と9月に能登半島では大規模な地震と豪雨が発生し、多くの方が被災されました。今後、看護を担う立場となったとき、今回の被災経験をいかし多くの人を助けていきたい」
実習に臨む学生は:
「患者さんの不安な思いだったりとか、表出できない言動だったりとかを汲み取って、親身にな って寄り添える看護師さんになりたいです」
学生たちは25日から10日間、七尾市内の総合病院で実習に臨むということです。