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ウエイトリフティング 地震後初の全国大会でV 飯田高校山下選手が2連覇

2024年3月26日 18:34
ウエイトリフティング 地震後初の全国大会でV 飯田高校山下選手が2連覇
能登半島地震で被災した珠洲市の飯田高校は重量挙げ=ウエイトリフティングの強豪校です。その中でも注目の選手が25日、全国大会に臨みました。金沢市総合体育館で開かれたウエイトリフティングの全国高校選抜大会。県勢で注目されているのは去年のインターハイや国体で優勝するなど、数々の実績があり、この大会でも連覇を狙う飯田高校2年の山下由起選手です。

しかし、元日の地震で地元の珠洲市は大きな被害を受け、山下選手も十分な練習ができない状況に。それでも…


山下由起選手:
「練習があまりできなかったということで調子が下がっていたんですけど試合ってこともあって調子も上げながら身体的な部分でも気持ち的な部分でも仕上げてきたという感じです」
(Q目指すところは)
「優勝です」

浅田久美監督:
「頑張ってきたんです、ずっと本当につらい中、頑張ってきたんです。我々がね、彼を信じてやらなければ、と思ってます。試合見ててください」

期待を背負っての大会本番。床に置かれたバーベルを一つの動作で頭上まで持ち上げる「スナッチ」では…

「成功です」

127キロをマーク。

そして、2つの動作を組み合わせた「クリーン&ジャーク」。1回目で150キロをマーク。その後、158キロに2度挑み、成功とはなりませんでしたが、スナッチとの合計は277キロ。去年のこの大会で優勝した時の自らの記録には1キロ及びませんでしたが、連覇を成し遂げました。

山下由起選手:
「今回の結果は自分だけの力でなく家族をはじめ指導者とかいろんな高校の方々とか地域の方が助けてくれたのでその方々に恩返しを結果ですることができて良かったです」

地震の後、初めてとなる大きな大会で栄冠をつかんだ山下選手。自分たちが頑張っている姿を見せることで、地域が元気になってほしいと前向きに、さらなる高みを目指します。