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土地勘のない修学旅行生が津波にあったら…石巻の伝承館で訓練“一刻も早く逃がすために”宮城

2025年2月12日 6:00
土地勘のない修学旅行生が津波にあったら…石巻の伝承館で訓練“一刻も早く逃がすために”宮城

東日本大震災の発生から13年11か月となった2月11日、宮城県石巻市では災害時に市内を訪れていた人たちを想定した避難誘導訓練が行われた。

これは、石巻市を訪れる人たちの災害時の避難誘導について課題などを探ろうと2020年から行われているもの。

訓練は津波を想定し海沿いから高台を目指すもので、復興祈念公園の伝承施設では参加者が修学旅行中の生徒や教員役と誘導役に分かれ、大災害の経験や土地勘のない人たちを一刻も早く逃がすための指示の仕方などを確認していた。

仙台の大学生
「我々大人が子どもたちを実際に災害が起きた時にどうやってサポートしてあげるか考えないといけないと痛感しました」

岩手・釜石からの参加者
「どれだけ早く逃げれるか身をもって大切さを実感している部分なので、そこだけを意識してこの訓練に参加しました」

主催した『3・11メモリアルネットワーク』は今後も同様の訓練を続け避難誘導の課題や改善点を都度確認していきたいとしている。

最終更新日:2025年2月12日 6:00