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略式起訴の谷川議員は自民党離党し辞職の意向 各政党や市民、地元島民の反応は《長崎》

2024年1月19日 18:50
略式起訴の谷川議員は自民党離党し辞職の意向 各政党や市民、地元島民の反応は《長崎》

自民党の派閥の政治資金をめぐる事件で東京地検特捜部は、谷川 弥一衆議院議員らを政治資金規正法違反の罪で東京簡裁に略式起訴しました。

県選出国会議員の立件に、県内の各党は次のようにコメントしています。

(国民民主党県連 深堀 浩 幹事長)
「政治資金規正法にのっとった適切処理がされていないということが、同じく政治をしている人間としては残念であり、額の大きさについても驚きを禁じえない。(立件は)当然のことと思う。政治と金の問題で不信感というか政治に対する信頼が失墜することは一番我々としては悲しい」

(立憲民主党県連 白川鮎美 幹事長)
「県民が選んだ方がこういうことを起こしたのは本当に重いこと。(支援していた人たちの)ショックは大きいと思う。(政治への)信頼も大きく損なわれていると思う 政治全体に向けられる目が厳しくなってくる中で、改めて信頼を取り戻していけるような活動をしていくと(考えている)」

(共産党県委員会原口敏彦 書記長)
「長崎の政治もゆがめられたのかなと。政治資金の問題はこれまで何度も議題になり、政治改革が叫ばれたが、それが繰り返される大元には企業団体献金、もちろんパーティー券という抜け穴、含めて全面禁止、ここまで持っていかないと大元の根は断ち切れないと思うので、機運を高めていきたい 」

また、自民党県連の前田哲也幹事長は「県民の皆様にご迷惑と政治不信を招き、自民党への信頼を大きく損ねたことに対し県連としても心からお詫び申し上げます」とコメントしています。

一方、長崎市民の反応は・・・

(80代主婦)
「(立件は)仕方ないのではないか。いい使い方をされてないのではないかと思うので、正しくきちんとただしていただきたい」

(30代 自営業)
「(立件は)当然かと思う。このままじゃいけないと思っていた。そうしないと国民から税金を取って、自分たちは逃れるのはおかしい」

(60代無職)
「谷川さんもその中の1人というのは残念。派閥は解散をして、新たなスタートを切らないと自民党も厳しいのではないか」

また、谷川議員の地元、五島市では驚きが広がりました。

(谷川弥一五島後援会 中尾 剛一会長(87))
「びっくりしている。びっくり仰天。(谷川議員は)情に厚い人。なにかの間違いかと。信じたくない」

(会社経営)
「離島振興で頑張っていただいているイメージがあったので、こういったニュースを聞くとかなり残念。そういうことをしてたんだなというのが単純な感想」

(主婦)
「自民党自体の今までの長い間慣習としてやってきたのだろうから、そういった問題をもう一回きちんと見直すべき時が来て、それが自民党全体で考えていく問題ではないか」

辞職の意向を示している谷川議員が、今年3月15日までに衆議院議員を辞職した場合、4月28日に区割りが変わる前の長崎3区で補欠選挙が行われる見通しです。