食品加工部の高校生が開発「かぼちゃのバウムクーヘン」規格外の野菜を活用し地元の特産菓子へ《長崎》
市場に出回らず、廃棄されることが多い “規格外の野菜” を活用した菓子を高校生が開発しました。
(西彼農業高校 食品加工部 稲田美海さん(3年))
「西海橋から見える『うず潮』をモチーフにできて、西海市の観光名所を連想するお土産としていいのではと思った」
2種類の生地を使用することで食感にアクセントを加えた "かぼちゃのバウムクーヘン"。
抹茶チョコのコーティングで、カボチャの色にもこだわりました。
商品は西海市農業振興公社が「市内で栽培されている規格外の野菜の活用方法を考えてほしい」と西彼農業高校の食品加工部に依頼。
生徒9人が8か月かけて製品化に取り組みました。
西海市では、カボチャの出荷量の約1割が、色や形、大きさが出荷の基準から外れていたり、傷や害虫の被害など、規格外の商品として廃棄されているということです。
(西彼農業高校 食品加工部 前田紀乃部長(3年))
「規格外のカボチャの量が思っていたよりもすごく多くて、廃棄の量が多いことに驚いた。規格外のカボチャが、たくさんの人に食べてもらえるととても嬉しい」
地元の素材を使った商品開発の取り組みは、今回で4回目。
かぼちゃのバウムクーヘンは、生産・販売の協力企業を募集し地元西海市の菓子として展開していきたいとしています。