「出庫に時間がかかる」アミュ新館駐車場で課題も…長崎駅周辺の混雑状況を市議会特別委が視察【長崎】
11月10日に開業し週末は多くの買い物客でにぎわうアミュプラザ長崎新館。周辺道路ではこれまで目立った混雑は起きていないようです。
一方で、ある場所が混雑するといった問題も…。21日、長崎市議会の特別委員会のメンバーが開業後の状況を視察しました。
視察では、長崎駅周辺交通対策特別委員会の委員9人がアミュプラザ長崎などを運営するJR長崎シティの担当者から混雑の現状や対策について説明を受けました。
(JR長崎シティ 太田周作総務部長)
「週末の多いときで4000台を超える(新館 本館)両方の駐車場で入庫がある。新館が開業する前までは(1日)2000台いけばいいほうだったので、それからすると車で来る客は増えている」
今月10日に開業した「アミュプラザ長崎新館」。
周辺では交通渋滞の悪化が懸念されていましたが、駐車場の台数が増えたことや、臨時駐車場を設けたことなどで入庫する際に車の流れが滞るといった状況は避けられているといいます。
一方で…
(JR長崎シティ 太田総務部長)
「特に出島メッセでイベントがあったときに週末は出庫に時間がかかる」
本館駐車場より300台多い900台を停められる新館駐車場は、車を出庫する際に混雑するケースが多いといいます。
「本館」の駐車場前は今回の開業に合わせ、道路を2車線から3車線に増やしたためスムーズに出庫できますが、新館駐車場の前は2車線のまま。
歩行者や通過する車を整理しながら車を出す必要があるため、時間がかかっているといいます。
新館が混んでいて本館が空いている場合は警備員が本館に誘導しているといいますが、委員からは、新たに掲示板を設置するなどの対策をとるべきといった意見が出されました。
(山本信幸委員)
「(出島メッセ側の交差点の)カーブのところあたりにもう1つ『新館側に』『本館側に』とか、電光掲示板で大きく知らせるとだいぶ違うと思う」
JR長崎シティは今後も市などと連携しながら混雑緩和に努めるとした上で、公共交通機関の積極的な利用も呼びかけています。